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コマセ(撒き餌)自作 作り方

コマセ(撒き餌)自作 作り方

コマセを自作することで、釣具店で購入する配合エサよりもコストを大幅に抑えられ、ターゲットや釣り場に合わせた微調整が可能になります。

1. 基本となる材料

自作コマセは「集魚効果」「視認性(濁り)」「比重(沈む速さ)」を意識して材料を組み合わせます。

  • ベース材(増量と濁り)
    • 米ぬか: 最も安価で入手しやすく、強い濁りを出します。精米所で無料で入手できることもあります。
    • パン粉: 水を吸うと膨らみ、ボリュームが出ます。比重が軽く、表層〜中層に魚を足止めするのに有効です。
  • 集魚材(匂いと味)
    • アミエビ: コマセの核となる材料。冷凍ブロックを解凍して混ぜます。
    • 魚粉・粉末サナギ: 強烈な匂いで魚を寄せます。
    • イカの塩辛の残り・魚のアラ: ミキサーで細かくして混ぜると集魚力が爆発的に上がります。
  • 調整材(比重と粘り)
    • : 比重を重くし、深い層まで一気に沈めたい時に加えます。
    • 小麦粉: 粘りを出します。団子状にして投げたい場合に有効です。

2. ターゲット別おすすめレシピ

【サビキ釣り・アジング(アジ・イワシ・サバ)】

表層〜中層に濁りを持続させ、魚を浮かせる配合です。

  • 米ぬか: 5
  • パン粉: 2
  • アミエビ: 2
  • 海水: 適量(握ってまとまり、投げるとバラける程度)
  • ポイント: パン粉を多めにすると水面付近でバラけやすくなります。
【チヌ(黒鯛)狙い】

底付近にエサを溜め、足止めさせる重い配合です。

  • 米ぬか: 4
  • : 2
  • 押し麦・コーン: 1(視覚的なアピール)
  • アミエビまたはオキアミ: 2
  • サナギ粉: 1
  • ポイント: 粘りを強めに出し、しっかり底まで届くようにします。

3. 自作のメリットとデメリット

項目メリットデメリット
コスト市販品の1/3〜1/5程度に抑えられる。材料の調達と混ぜる手間がかかる。
カスタマイズ濁りの強さ、沈下速度を自由に変えられる。配合を間違えるとバラけすぎたり沈まなかったりする。
鮮度余ったアミエビなどを再利用できる。保存料が入っていないため、夏場は腐敗が早い。

4. 作成のコツと注意点

  1. 水加減は慎重に
    • 一度に海水を入れすぎると修正が難しいため、少しずつ加えながら混ぜます。
  2. 混ぜるタイミング
    • 米ぬかとパン粉などの「乾き物」を先に混ぜてから、解凍したアミエビと海水を加えるとムラなく仕上がります。
  3. 集魚力を高める裏技
    • 味の素(グルタミン酸): 魚の食い気を高める効果があります。
    • バニラエッセンス: 甘い香りがアジやイワシに効果的な場合があります。
  4. 環境への配慮
    • 自作コマセは腐敗しやすいため、釣り場に余ったコマセを放置せず、必ず持ち帰るか適切に処分してください。また、米ぬかを使いすぎると水質汚染につながる場合があるため、適量を心がけましょう。

5. 保管方法

  • 多めに作った場合は、ジップロック等に入れて冷凍保存が可能です。次回の釣行時にそのまま持っていけば、現場で解凍しながら使えます。

アジやサバ狙いなら

アジやサバのコマセ自作にはシィープロテイン

「シィープロテイン」は、魚介エキスを濃縮した液状の濃縮アミノ酸誘引剤です。これを自作コマセに加えることで、安価な材料(米ぬか等)を上位クラスの集魚力を備えた「特製コマセ」に劇的に進化させることができます。

1. なぜアジ・サバに シィープロテイン が効くのか

  • 強烈な嗅覚刺激: アジやサバはアミノ酸に非常に敏感です。シィープロテインに含まれる高濃度の魚介タンパク質(ペプチド・アミノ酸)が水中に素早く拡散し、遠くにいる群れを呼び寄せます。
  • 「味」による足止め: 匂いだけでなく、魚が「美味しい」と感じる成分が含まれているため、一度寄った群れがその場に長く留まり(居着き)、食い気が持続します。
  • 米ぬかとの相性が抜群: 多孔質である米ぬかに液体が染み込むことで、投入後にじわじわと成分が溶け出し、長時間の集魚効果を発揮します。

2. シィープロテイン 配合の爆釣レシピ例

コストを抑えつつ、アジ・サバの回遊を確実に止めるための配合です。

  • ベース: 米ぬか (2kg)
  • ボリューム: パン粉 (500g)
  • 集魚の核: シィープロテイン (100ml〜200ml)
  • 視覚効果: アミエビ (1kg程度、またはアミ姫など)
  • 調整: 海水(適量)

手順:

  1. バッカンの中で「米ぬか」と「パン粉」を混ぜ合わせる。
  2. 少量の海水で希釈した シィープロテイン をまんべんなく振りかける。
  3. アミエビを加え、全体がしっとりするまで混ぜる。
  4. 30分ほど寝かせると、米ぬかに成分が完全に浸透し、より効果的になります。

3. シィープロテインを使用するメリット

メリット解説
アミエビを節約できるシィープロテインの集魚力が非常に高いため、高価なアミエビの量を減らしても十分な釣果が期待できます。
濁りと匂いの相乗効果米ぬかの「白濁り」とシィープロテインの「肉汁系の匂い」が組み合わさり、アジの捕食本能を刺激します。
保存性の向上液体タイプなので持ち運びが楽で、未開封なら長期保存が可能。現場で必要な分だけ混ぜることができます。

4. 運用のアドバイス

  • 濃度の調整:
    潮の流れが速い時は原液に近い濃度で混ぜ、匂いを強く残すようにします。逆に流れが緩やかな時は、海水でしっかり薄めて広範囲に拡散させるのがコツです。
  • サバ対策:
    サバが多すぎてアジまでエサが届かない場合は、シィープロテインの量を少し減らし、匂いの拡散を抑えることで、サバの狂乱を防ぎつつ底付近のアジを狙うといった調整も可能です。
  • 付けエサの強化:
    オキアミや切り身の付けエサを少量のシィープロテインに数分漬け込む(漬け込みエサ)と、コマセとの同調率が上がり、さらにヒット率が向上します。

注意点

非常に集魚力が強いため、使用後はバッカンや衣服に匂いが残りやすいです。釣行後は早めに洗浄することをお勧めします。また、集魚剤の使用が禁止されているエリアや、特定の規制がある釣り場では事前にルールを確認してください。

チヌのコマセ自作にはニューマッシュ17

ニューマッシュ17 を使ったチヌコマセの自作

マルキューの ニューマッシュ17 は、本来ヘラブナ釣り用のマッシュポテトですが、チヌ(クロダイ)のフカセ釣りにおける自作コマセの「つなぎ」や「視覚アピール」として非常に優秀なアイテムです。

なぜチヌ釣りに ニューマッシュ17 が効くのか

  1. 強烈な視覚アピール(白濁り)
    • チヌは視覚でエサを探す性質が強いため、ニューマッシュ17 が作る真っ白な濁りは遠くのチヌを呼び寄せる強力なサインになります。
  2. バラケ性の調整
    • マッシュポテト特有の性質により、コマセに絶妙な「バラケ」を与えます。着底後にボワッと広がる動きは、米ぬか単体では出しにくい質感です。
  3. 比重と滞留時間
    • 粒子が細かく、水中で漂う時間が長いため、中層に浮いているチヌを底へ誘導したり、活性の高いチヌを足止めしたりする効果があります。
  4. エサ持ちの向上
    • 適度な粘りがあるため、遠投が必要な場面でもコマセが空中分解するのを防いでくれます。

ニューマッシュ17 配合の自作レシピ例

チヌ釣りに特化した、コストと性能を両立させた配合例です。

  • ベース: 米ぬか (3kg)
  • 拡散・視覚: ニューマッシュ17 (1/2〜1袋)
  • 集魚: アミエビ (1kg) + オキアミ (1.5kg)
  • 重さ(比重): 砂 (1kg) または 砕いたカキ殻
  • 固形物: 押し麦、コーン(チヌの視覚を刺激し、足止めさせる)

作り方のコツ:
先に米ぬかと ニューマッシュ17 を乾いた状態でよく混ぜ合わせます。その後、水分(アミエビのドリップや海水)を加えることで、マッシュが均一に水分を吸い、ムラのない「爆ぜるようなバラケ」が生まれます。


ニューマッシュ17 を使うメリットと注意点

メリット注意点
集魚スピード: 白い濁りで魚を寄せるのが早い。エサ取り: 濁りが強いため、ボラや小魚などのエサ取りも寄せやすい。
手離れの良さ: 柄杓(ヒシャク)離れが良くなり、コントロールが安定する。価格: 米ぬか単体に比べるとコストが上がる(1袋700〜900円程度)。
比重のコントロール: 入れる量でバラケ具合を自在に調整できる。乾燥: 風が強い日は表面が乾きやすいため、こまめに水分調整が必要。

ワンポイントアドバイス

特に乗っ込み期濁りが必要な澄み潮の時には、ニューマッシュ17 の白さが際立ち、他の釣り人と差をつける要因になります。また、集魚力をさらに高めたい場合は、ここに「サナギ粉」を追加すると、視覚(白)と嗅覚(サナギ)の両面でチヌを強烈に引きつけることができます。

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