PEラインとショックリーダー結び方 ナイロン フロロ

PEラインとショックリーダー結び方 ナイロン フロロ

PE0.8号とリーダー3号の結束強度ランキングです。

1位 PRノット 結束強度100%

ボビンを使用するノットです。時間はかかりますが強度が高いノットができます。
PEラインに対して細いリーダーの場合は巻き付け部分が5cm以上必要で長くなります。

2位 FGノット・SFノット 79%~87%

FGノット・SFノットは基本の編み込みが一緒なのでほぼ同強度です。

FGノットはハーフヒッチ10回以上かSFノットで稀に100%の結束強度になる事もあります。
確実ではないので100%を出したい場合はPRノットがおすすめです。

3位 EF10秒ノット 結束強度77%~84%

当サイト考案のノットです。SCノットよりも簡単で同じ位強いノットができます。
PEを2つに折りたたんでダブルで巻き付けると、結束強度が78%~89%とFGノット越えもありました。

4位 SCノット 結束強度62%~75%

強度にばらつきが多いノットです。
細いリーダーの場合はすっぽ抜けや強度が低いので、太いリーダーの場合におすすめです。
PE0.8号でリーダー5号の太いリーダーの場合は稀に100%出る事がありますが、PEが高切れする事があるので根掛かりしない場所での使用がおすすめです。

ファイヤーノット 結束強度33%~68%

締め込み方で強度が変わります。締め込みすぎると10秒ノットのように強度が下がり、締め込みを強くしない場合はEF10秒ノット並みの強度になります。

ノーネームノット 結束強度63%

EF10秒ノットやSCノットなどが無い時に活躍したノットです。

ユカタンノット 結束強度60%

リーダーがPEラインをコーティングしているノットで強度はありませんが、海外で人気のノットです。

クインテットノット 結束強度58%

短時間で結ぶ事ができるので、応急処置で使用されるノットです。
トリプルサージェンスノットよりも回数が多いので、すっぽ抜けが無くなり強度も上がっています。

キングノット 結束強度52%

EF10秒ノットやSCノットなどが無い時に活躍したノットです。

お勧めできない結び方

10秒ノット 結束強度20%~50%

締め込みが弱いとすっぽ抜けが多発し、締め込みすぎるとリーダーが切れやすくなります。

3.5ノット 結束強度39%~56%

トリプルエイトノット 37%~59%

締め込みが弱いとすっぽ抜けが多発し、締め込みすぎるとリーダーが切れやすくなります。

トリプルサージェンスノット 結束強度32%~46%

締め込みが弱いとすっぽ抜けが多発し、締め込みすぎるとリーダーが切れやすくなります。

PEラインのリーダー ナイロンとフロロの違い

ナイロンラインとフロロカーボンラインの特性比較

特性ナイロンライン (Nylon)フロロカーボンライン (Fluorocarbon)
比重約 (1.14)(水に浮きやすく沈みにくい)約 (1.78)(水に沈みやすい)
伸び伸びやすく、衝撃吸収性が高い伸びにくいが、限界近くで急に伸びる
硬さしなやかで扱いやすい硬く、巻きグセがつきやすい
感度伸びがクッションになり、手元に伝わりにくい伸びが少ないため、アタリが伝わりやすい
耐摩耗性根ズレ(岩や砂)には比較的弱い非常に強く、スレに強い
吸水性あり(吸水すると劣化し、強度が落ちる)なし(長時間使用しても強度が変化しない)
屈折率水と差があるため、水中では見えやすい水に近い(約 (1.42))ため、魚に見切られにくい
価格比較的安価ナイロンに比べると高価

ナイロンラインのメリット・デメリット

メリット:

  • トラブルが少ない: しなやかなためバックラッシュやガイド絡みが起きにくく、初心者でも扱いやすい。
  • バラしにくい: 適度な伸びが魚の急な突っ込みを吸収し、針外れやラインブレイクを防ぐ。
  • トップウォーターに最適: 水に浮くため、ルアーの動きを邪魔せず操作できる。

デメリット:

  • 劣化が早い: 吸水や紫外線によるダメージを受けやすく、こまめな巻き替えが必要。
  • 感度が劣る: ラインの伸びが振動を吸収してしまうため、小さなアタリを取りにくい。

フロロカーボンラインのメリット・デメリット

メリット:

  • ボトム攻略に強い: 比重が重いためルアーを素早く沈められ、底の状態を把握しやすい。
  • 根ズレに強い: 表面が硬く、障害物に擦れても切れにくいため、岩礁帯やストラクチャー周りで有利。
  • 初期伸度が低い: 伸びが少ないため、ルアーへのアクションが伝わりやすく、フッキングも決まりやすい。

デメリット:

  • ライントラブルのリスク: ラインが硬く「ピョン吉(糸ヨレ)」やスプールからのバラけが起きやすい。
  • 結び目が弱くなりやすい: 硬い素材ゆえ、丁寧に締め込まないと結び目から破断することがある。

使い分けの目安

  • ナイロンが向いている状況:
    • トップウォータープラグを使用する場合
    • 巻き物ルアー(クランクベイト等)で魚に深く食わせたい場合
    • 釣りを始めたばかりでライントラブルを避けたい場合
  • フロロカーボンが向いている状況:
    • ワームやジグで底(ボトム)を釣る場合
    • 障害物(テトラ、岩、立ち木)の周りをタイトに攻める場合
    • PEラインの先に付ける「リーダー」として使用する場合

PEラインとリーダーの結び方による結束強度の重要性

1. PEラインの弱点を補う「摩擦」の設計

PEラインは極細のポリエチレン繊維を編み込んだ構造であり、表面が非常に滑らかです。そのため、ナイロンやフロロカーボンのように「線同士を交差させて締める」だけの結び方では、負荷がかかった際にPEが滑り抜けてしまいます。
結束強度の高いノット(FGノットなど)は、リーダーにPEを深く食い込ませる「摩擦係数」を最大化するように設計されており、この設計の成否が実効強度を左右します。

2. 「直線強力」と「結束強力」の乖離を防ぐ

ラインのパッケージに記載されている強力(例: 20lb)は、結び目がない状態の「直線強力」です。

  • 強度の低い結び: 直線強力の (50%~60%) 程度まで落ち込みます(20lbの糸が10lbの負荷で切れる)。
  • 強度の高い結び: 直線強力の (90%~100%) 近くを維持できます。
    結束強度が低いと、せっかく高性能なタックルを使用していても、最も弱い「結び目」から破断し、ラインの性能を全く活かせなくなります。

3. 急激な負荷(ショック)への耐性

PEラインは伸びがほとんどないため、魚の突っ込みや合わせの衝撃がダイレクトに結び目に集中します。
結束強度が重要なのは、単に「じわじわ引っ張る力」に耐えるためだけではなく、この瞬発的な衝撃(衝撃荷重)によるラインブレイクを防ぐためです。リーダーの伸びを十分に活かすためにも、接続部がリミッターになってはいけません。

4. 摩擦熱による自己破壊の回避

PEラインは熱に非常に弱い特性があります。結束強度が低い(=結び目が不完全な)状態で強い負荷がかかると、結び目の中でライン同士が微細に滑り、その摩擦熱でPEが溶けて破断します。
正しい手順で結ばれた高強度ノットは、ラインを「固定」することで内部の滑りを防ぎ、熱による強度低下を最小限に抑えます。

5. キャスティング性能とガイドへの影響

結束強度が高いノット(特にFGノットやPRノット)は、結び目が非常にスリムに仕上がります。

  • メリット: ガイドを通過する際の抵抗が少なく、飛距離が伸びます。
  • 安全性: 結び目がガイドに干渉して発生する「ガイド叩き」を防ぎ、ロッドの破損やキャスト時の高切れリスクを低減します。

6. 結束強度を最大化するための条件

最強のノットを選択しても、以下の要素が欠けると強度は著しく低下します。

  • 締め込み時の潤滑: 水や唾液で湿らせ、摩擦熱を抑えながら均一に締め込むこと。
  • 編み込みの密度: 隙間なく、かつ重なり合わないように均一に編み込むこと。
  • エンドノットの処理: 最後にハーフヒッチ等でしっかり固定し、メインの編み込みが緩まないようにすること。

PEラインのリーダーを結ぶ際のドラグ

PEラインとリーダーを結ぶ際の「ドラグ」には、結ぶ作業工程でのドラグ活用と、結んだ後の強度保護のためのドラグ設定という2つの重要な側面があります。


1. 結束作業中におけるドラグの活用

FGノットなどの摩擦系ノットを現場で結ぶ際、リールのドラグを適切に設定することで、作業効率と結束強度が劇的に向上します。

  • 適度なテンションの維持:
    PEライン側に一定のテンション(張り)がないと、リーダーへの編み込みが緩み、強度が安定しません。
  • 具体的な方法:
    1. リールをロッドにセットした状態で、ドラグを「少し力を入れるとズルッと出る」程度(約 $500\text{g} \sim 1\text{kg}$ 程度)に設定します。
    2. ラインをガイドに通し、足や脇でロッドを固定しながらPEラインをピンと張った状態で編み込みます。
    3. ドラグを効かせておくことで、編み込み中に急な負荷がかかってもPEラインの破断や指の怪我を防ぎ、かつ常に均一な力で編み込むことができます。

2. 結束強度に基づいたドラグ設定

結び目が完成した後、そのラインシステムの性能を最大限に引き出すためには、「結束部が一番弱い」という前提でドラグ値を決める必要があります。

  • 結束劣化を考慮した計算:
    例:20lbのPEラインで、結束効率80%のノットを組んだ場合、実質的な強度は 16lb に低下します。
  • ドラグ設定の目安(1/3ルール):
    実効強度の1/3〜1/4 に設定するのが基本です。
    直線強力の20lbを基準にドラグを締めてしまうと、結び目からラインブレイクするリスクが高まります。

3. PEライン特有の「衝撃」とドラグ

PEラインは伸びがほとんどないため、魚が急に反転した際や合わせを入れた瞬間に、結び目へ瞬発的な負荷(衝撃荷重)がかかります。

  • ドラグの初動(レスポンス):
    結束強度を過信せず、ドラグの滑り出しをスムーズにしておくことが重要です。PEラインとリーダーの結び目は、急激なショックに対して最も脆いため、ドラグを少し緩めに設定することで、結び目が「物理的に耐えきれる時間」を稼ぐことができます。
  • 締め込み時のドラグ調整:
    ノットを最後に本締めする際、手でラインを引っ張ってドラグが「ジッ」と出る程度であれば、実際の魚とのやり取りでも結び目が耐えられる目安になります。

4. 現場での注意点

  • ドラグの熱だれ:
    大型魚との長時間ファイトではドラグ板が発熱し、効きが変化することがあります。結び目に不安がある場合は、ファイト中も微調整を行い、結び目への負荷を一定に保つ意識が必要です。
  • ノットの組み直し:
    一度大きな負荷がかかったノット(ドラグが激しく出た後など)は、摩擦部が熱や伸びで劣化している可能性があります。ドラグ設定を維持するためにも、定期的な組み直しが推奨されます。
スポンサーリンク
EasyFishingをフォローする
タイトルとURLをコピーしました