PEラインの強度は、素材の進化により年々向上しています。一般的には「号数」に対して、「lb(ポンド)」または「kg(キログラム)」という単位で表記されます。
現代の高品質なPEライン(8本編みなど)を基準とした、強度の大まかな目安をまとめました。
1. PEライン号数と強度の目安表
※ 1 lb≈0.45 kg です。
| 号数 | kg 強度(四捨五入) | lb ポンド | 太さ(mm) |
| 0.1号 | 1.8kg | 4lb | 0.054mm |
| 0.15号 | 2.0kg | 4.5lb | 0.066mm |
| 0.2号 | 2.3kg | 5lb | 0.076mm |
| 0.3号 | 2.7kg | 6lb | 0.094mm |
| 0.4号 | 3.6kg | 8lb | 0.108mm |
| 0.5号 | 4.5kg | 10lb | 0.121mm |
| 0.6号 | 5.4kg | 12lb | 0.132mm |
| 0.8号 | 7.3kg | 16lb | 0.153mm |
| 1号 | 9.1kg | 20lb | 0.171mm |
| 1.2号 | 10.9kg | 24lb | 0.191mm |
| 1.5号 | 13.6kg | 30lb | 0.209mm |
| 1.7号 | 15.4kg | 34lb | 0.219mm |
| 2号 | 18.1kg | 40lb | 0.242mm |
| 2.5号 | 22.7kg | 50lb | 0.270mm |
| 3号 | 25.0kg | 55lb | 0.296mm |
| 4号 | 27.2kg | 60b | 0.342mm |
| 5号 | 36.3kg | 80lb | 0.382mm |
| 6号 | 40.8kg | 90lb | 0.418mm |
| 8号 | 45.4kg | 100lb | 0.483mm |
| 10号 | 59.0kg | 130lb | 0.540mm |
2. 強度の決まり方
4本編み vs 8本編み
- 8本編み: 繊維が細く密に編まれているため、同じ号数なら直線強度は8本編みの方が高い傾向にあります。また、表面が滑らかで飛距離が出ます。
- 4本編み: 1本1本の繊維が太いため、直線強度は8本編みに一歩譲りますが、根ズレ(摩耗)には比較的強いという特性があります。
メーカー・銘柄による差
同じ1号でも、メーカーや価格帯によって強度は異なります。
- Max Power / アップグレード等: 最新の技術で編まれたラインは、標準より 20% 近く強度が向上しているものもあります。
- 表記の読み方: 「Max lb(最大強度)」と「Ave lb(平均強度)」があります。実戦では平均強度を基準に考えるのが安全です。
3. 実戦で知っておくべき「強度」の真実
① 結束強度(ノットの強度)
PEラインの最大の弱点は**「結び目に弱い」**ことです。
- 直線強度が 20lb あっても、結び方によってはその 60%〜80% 程度の強度まで落ちてしまいます。
- FGノットなどの摩擦系ノットを正しく結べば 90% 以上の強度を維持できます。
② 直線強度 vs 耐摩耗性
PEラインは「引っ張り」には非常に強いですが、「擦れ」には極端に弱いです。
- 岩や堤防の角に少しこすれただけで、強度が半分以下になることもあります。これを補うために「ショックリーダー」を接続します。
③ 劣化による強度低下
PEラインは吸水しませんが、紫外線やガイドとの摩擦、熱によって徐々に劣化します。
- 毛羽立ちが見えたり、色が極端に白っぽくなったりした部分は強度が落ちているため、その部分はカットして使うのが鉄則です。
強度選びのコツ
「ターゲットの重さ」で選ぶのではなく、「魚の引きの強さ」と「根ズレのリスク」で選びます。例えば 1kg の魚でも、急激な突っ込みではその数倍の負荷がかかるため、余裕を持った号数選びが重要です。
