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釣り 干潮と満潮どちらが釣れる?干潮釣れない?

釣り 干潮と満潮どちらが釣れる?干潮釣れない?

一般的には「満潮前後」の方が釣れやすいとされることが多いですが、最も重要なのは潮位の高さそのものよりも「潮が動いているかどうか」です。

1. 満潮(みちしお)のメリット

  • 魚が岸に寄る: 水深が深くなるため、警戒心の強い大きな魚もエサを求めて岸近くまで入ってきます。
  • 活性が上がる: 外洋から新しい海水が入ってくることで、酸素量が増え、プランクトンなどのエサも運ばれてくるため、魚の活性が高まります。
  • ポイントが増える: 干潮時には干上がってしまう浅場(シャロー)もポイントになります。

2. 干潮(ひきしお)のメリット

  • 魚の居場所が絞りやすい: 水量が減るため、魚が残された深い場所(カケアガリやヨレ)に密集しやすくなります。
  • 地形を確認できる: 普段沈んでいる岩礁や沈み根が露出するため、魚がつきやすい地形を把握する絶好のチャンスとなります。
  • ウェーディングが可能: 普段は届かない沖のポイントまで歩いて近づけるようになります。

最も釣れるタイミング:「上げ三分・下げ七分」

潮が止まっている「満潮ちょうど」「干潮ちょうど」の時間帯は、魚の食い気が落ちることが多いです。最も期待できるのは、潮が大きく動き出す以下のタイミングです。

  • 上げ三分(あげさんぶ): 干潮から満潮に向かって3割ほど潮が満ちてきた時。魚が岸に向かって移動し始めるタイミングです。
  • 下げ七分(さげななぶ): 満潮から干潮に向かって3割ほど潮が引いた(残り7割の潮位)時。ベイト(小魚)が沖へ流され、それを追う大型魚の活性が上がります。

ターゲット・場所による違い

ターゲット/場所適した潮回り理由
堤防・岸壁満潮前後足元の水深が確保され、魚が壁際まで寄ってくるため。
サーフ(砂浜)満潮前後波打ち際に深さができ、魚が回遊してくるルートができるため。
河口(シーバス等)下げ潮川の流れと引き潮が重なり、強い流れ(流速)が発生して魚の捕食スイッチが入るため。
磯・岩場干潮前後普段立てない低い岩場に乗り、沖の深いポイントを攻められるため。

結論

初心者であれば、まずは「満潮の前後2時間」を狙うのが良いと思います。水深があることで根掛かりのリスクも減り、魚が岸に寄っている可能性が高いためです。慣れてきたら、潮汐表(タイドグラフ)を確認し、潮が動くタイミングを意識して釣行を計画することをお勧めします。

釣りで干潮と満潮よりも重要な5つの要素

釣りにおいて潮の満ち引きは重要ですが、それ以上に釣果を左右する決定的な要因がいくつかあります。ベテラン釣り師は潮位そのものよりも、以下の要素を複合的に判断しています。

1. 朝マズメ・夕マズメ(時間帯)

「潮回りよりもマズメ時」と言われるほど強力な要素です。日の出前後(朝マズメ)と日没前後(夕マズメ)は、プランクトンの動きが活発になり、それを追う小魚と大型魚の捕食スイッチが強制的に入る「ゴールデンタイム」です。

  • 理由: 光量の変化により魚の警戒心が薄れること、視覚的にエサを追いやすくなることが挙げられます。

2. 潮の「動き」(流速とヨレ)

満潮・干潮という「高さ」よりも、水がどのくらいの速さで、どの方向に動いているかが重要です。

  • 潮目(しおめ): 異なる潮がぶつかり、プランクトンやゴミが溜まる場所。
  • 反転流・ヨレ: 障害物に当たって流れが複雑になっている場所。
    魚は「流れてくるエサ」を待ち構える性質があるため、水が止まっている満潮時よりも、激しく動いている時間帯の方が圧倒的に口を使います。

3. ベイトフィッシュ(エサ)の存在

どんなに潮が良くても、そこにエサとなる小魚(イワシ、キビナゴ、アミエビ等)がいなければ大きな魚は寄ってきません。

  • マッチ・ザ・ベイト: その場にいるエサの大きさと種類に、仕掛けやルアーを合わせることが不可欠です。鳥山(鳥が海面に集まっている状態)や、ナブラ(小魚が追われて跳ねている状態)は潮位に関係なく最大のチャンスです。

4. 水温とその変化

魚は変温動物であり、わずか 1〜2℃ の水温変化で活性が劇的に変わります。

  • 適水温: ターゲットとする魚種にとって快適な温度であるか。
  • 安定性: 急激な低下は食い渋りの原因になります。逆に、冬場に温かい潮が入ってきたり、夏場に台風で水がかき混ぜられて温度が下がったりするなど、魚にとってプラスの変化が起きるタイミングが狙い目です。

5. 風と濁り(気象条件)

  • 風: 適度な向かい風は「さざ波」を起こし、魚の警戒心を解きます。また、表層のエサが岸に寄せられるため好条件になることが多いです。
  • 濁り: 大雨の後の「泥濁り」はマイナスですが、適度な「ささ濁り」は魚から糸や針が見えにくくなり、ルアーへの反応が良くなります。
  • 気圧: 低気圧が接近すると魚の浮き袋が膨らみ、活性が上がると言われています。

まとめ:優先順位の考え方

最も釣れる確率が高いのは、「マズメ時」と「潮が動くタイミング」が重なった時です。

  1. 時間帯(マズメ) > 2. ベイトの有無 > 3. 潮の動き > 4. 潮位(満干)

どれか一つだけを見るのではなく、「朝マズメに潮が動き出すから、このポイントのベイトが溜まる場所を狙おう」といった具合に、要素を組み合わせて考えるのが釣果への近道です。

釣りの豆知識
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