ジギングにおいて「最強」とされる結び方は、ラインの太さやターゲットによって異なりますが、多くのプロアングラーや遠征アングラーが信頼を置くトップ3を紹介します。
このデータはフロロ8号リーダーでの結束強度になります。
1. イモムシノット 結束強度100%
太いフロロカーボンリーダー(40lb以上)を使用するショア・オフショアジギングで、現在最も「抜けない・切れない」と言われている結び方です。
- 特徴: 結束強度が高く、結び目が太いため、リングやスナップとの摩擦に非常に強い。
- メリット: 締め込み時にラインが潰れにくく、負荷が分散される。
- 用途: 大型青物、マグロ、根魚など。
TNノット 結束強度100%
多くのジギングエキスパートが推奨するノットです。スナップやリングに3回ラインを通し、ハーフヒッチで編み込んで固定します。
- 特徴: 結束部が3重になるため、金属疲労や摩擦による破断に極めて強い。
- メリット: 結び目が細く、ガイド抜けも良い。締め込みが確実に行える。
- 用途: 激しいシャクリを繰り返すバーチカルジギング。
EFクリンチノット 結束強度100%
クリンチノットの摩擦力を活かす結び方で結束強度100%可能です。
短時間で組めるのが特徴です。
パロマーノット 結束強度75%~82%
「簡単なのに最強」の代名詞。ダブルラインでリングに通すため、ナイロンでの結束強度が100%に近く、ルアーフィッシングにおいて世界的に信頼されています。
- 特徴: 結び方が非常にシンプルで、現場でも素早く結べる。
- メリット: 工程が少ないためミスが起きにくく、安定して高強度を出せる。
- 注意点: 太すぎるリーダー(100lb超えなど)だと、最後にループをくぐらせるのが難しくなる。
ハングマンズノット
パロマーノットと同じ定番のノットで強度も同じ位あります。
漁師結び ジャンスィックSP
太いリーダーでも結びやすいノットです。
フロロカーボン5号以下は強度が少し低いですが、8号からパロマーノットなどと同じ位強度が上がりました。
強度を最大限に引き出すコツ
どんなに強い結び方でも、以下のポイントを怠ると強度は激減します。
- 締め込む前に濡らす: 摩擦熱でラインが劣化するのを防ぐため、必ず水や唾液で湿らせてから締め込んでください。
- ゆっくり締め込む: 急激に力を入れると、ラインの表面が傷つきます。
- 最後にハーフヒッチを追加する: パロマーノットなどの後に、余った糸で本線に数回ハーフヒッチを施すと、より強度が安定し、すっぽ抜け防止になります。
結論としてのアドバイス:
- 太い糸なら: イモムシノット
- 中~細い糸なら: パロマーノット
- 絶対に信頼したいなら: TNノット
まずはパロマーノットを完璧に習得し、より高い強度を求めるならイモムシノットに挑戦するのがおすすめです。
ジギングするなら「FGノット」か「PRノット」
ジギングにおいて「FGノット」と「PRノット」のどちらを選択するかは、結束に求める「安定性」と「釣行環境(船上での結び直し)」のどちらを優先するかで決まります。
どちらも100%近い強度を出すことが可能です。
それぞれの特性を比較し、判断基準を整理します。
1. 特性の比較
| 項目 | FGノット | PRノット |
|---|---|---|
| 結束強度 | 極めて高い(最強クラス) | 極めて高い(最強クラス) |
| 強度の安定性 | ハーフヒッチの習熟度に左右される | ボビンを使用するため誰でも安定する |
| ノットの細さ | 極めてスリム(ガイド抜け最高) | やや太く長くなりやすい |
| 必要な道具 | 不要(指や補助器のみ) | 専用のボビンホルダーが必要 |
| 船上での再結束 | 慣れれば迅速に可能 | ボビン操作が必要で揺れに弱い |
2. PRノットのメリット・デメリット
PRノットは、ボビンの遠心力を利用してPEラインをリーダーに隙間なく巻き付けるため、人為的なミスが入りにくく、結束強度がほぼ100%近くで安定します。
- メリット: 強度が極めて安定しており、大物との長時間ファイトでも安心感がある。
- デメリット: ボビンという道具が必須であること。また、結束部が長くなるため、ガイド入りのキャストを多用する釣りでは抵抗になる場合がある。
3. FGノットのメリット・デメリット
FGノットは、ジギングにおいて最も標準的なノットです。道具を選ばず、あらゆるシーンで対応可能です。
- メリット: ノット部が最もコンパクトで、ガイド干渉が最小限。キャスティングを混ぜる近海ジギングにも最適。
- デメリット: 完璧に締め込むには習熟が必要で、不十分な編み込みだと「すっぽ抜け」のリスクがある。
結論:どちらを選ぶべきか
PRノットを推奨するケース
- 遠征での大型青物やマグロなど、絶対にラインブレイクが許されないターゲットを狙う場合。
- ボビンを使って自宅で完璧なシステムを組んでおきたい場合。
- 手先の感覚に頼らず、機械的に高い強度を出したい場合。
FGノットを推奨するケース
- 船の上で素早く結び直す必要がある場合(道具を増やしたくない)。
- 近海でのライトジギングから中型青物まで。
- ガイド抜けの良さを重視し、ストレスなくシャクリ続けたい場合。
アドバイス
基本的には、船上でのトラブル対応力を考慮してFGノットをマスターしておくのが実戦的です。その上で、より高い負荷がかかるディープジギングや大物狙いにおいて、バックアップや事前の準備としてPRノットを活用するという使い分けが、最も効率的なラインシステムの構築に繋がります。




