PRノット(一般的にボビンを使った摩擦系ノットを指します)は、PEラインとリーダーを結ぶための最強クラスの強度を誇る結び方です。
主にオフショア(船)でのジギングやキャスティングなど、大型魚をターゲットにする釣りに使われます。
1. PRノットの特徴
- 強度: 結束強度が非常に高く、正しく結べばPEライン自体の強度をほぼ100%引き出せます。
- 太さ: 結び目が非常にスリムで、ロッドのガイドをスムーズに通り抜けます。
- 信頼性: 摩擦を利用して締め込むため、急激なショックにも強く、大物とのやり取りでも抜けにくいです。
- 道具が必要: 結ぶためには「ボビンノッター」という専用の道具が必要です。
2. 必要な道具
PRノットはボビンなしでは均等に結べません。
- ボビンノッター: PEラインを巻き付け、遠心力でリーダーに巻き付けるための道具です。(シマノ、ダイワ、シャウトなど各社から販売されています)
3. PRノットの結び方(基本の流れ)
- PEラインをボビンにセット: ボビンにPEラインを数回巻き付け、ドラグ(テンション)を調整します。
- リーダーに巻き付け: リーダーに対してボビンを回転させ、遠心力を利用してPEラインを密に巻き付けていきます(往路)。
- 折り返して巻き付け: 10〜15cmほど巻いたら、今度は逆方向に、先ほど巻いたPEの上に重ねるように巻き戻します(復路)。
- 仮止め: ボビンを外し、ハーフヒッチ(半結び)で数回仮止めします。
- 本締め: PEラインとリーダーを強く引っ張り、摩擦部分をしっかり締め込みます(色が透けるような感じになります)。
- 仕上げ: リーダーの端糸に対してハーフヒッチを10回程度、さらにPE本線とリーダーの両方をまとめてハーフヒッチを数回行い、最後にエンドノットで固定します。
4. メリットとデメリット
メリット
- とにかく強い: FGノットよりも強度が安定しやすく、すっぽ抜けがほとんどありません。
- ガイド抜けが良い: 結び目の段差が少ないため、キャスティング時のトラブルが激減します。
デメリット
- 専用ツールが必要: ボビンノッターを持っていく必要があります。
- 慣れが必要: ボビンの回転速度やテンションの掛け方にコツがいります。
- 現場で結びにくい: 風が強い日や揺れる船の上では、慣れていないと時間がかかります。
5. FGノットとの違い
よく比較される「FGノット」との最大の違いは「道具を使うか、手で編み込むか」です。
- FGノット: 道具が不要なので、どこでも結べる。中〜軽量級の釣りにも向く。
- PRノット: 道具を使うため、均一なテンションで巻きやすい。特に高負荷がかかるヘビーなジギングやマグロ・GT・ヒラマサ狙いに向く。
コツ
PRノットを綺麗に作る最大のコツは、「ボビンのテンション設定」と「最後の締め込み」です。ボビンがスカスカ回るようでは強度が落ちますし、重すぎるとPEラインが切れてしまいます。
動画サイト(YouTubeなど)で「PRノット 結び方」と検索すると、ボビンの回し方のリズムが分かりやすいのでおすすめです。

