「ノーネームノット」は、ルアーフィッシングにおいてPEラインとリーダー(フロロカーボンやナイロン)を結束する、非常にポピュラーで信頼性の高い方法です。
FGノットに比べて習得しやすく、かつ十分な強度(結束強度80〜90%以上)が出るため、シーバス、ライトショアジギング、エギングなど幅広い釣りで愛用されています。
以下に、結び方の手順とコツをまとめました。
ノーネームノットの結び方(手順)
- リーダーに「輪」を作る
- リーダーの先端で「エイトノット(八の字結び)」を仮組みします。この時、完全には締め込まず、PEラインを通せる程度の小さな輪(コブ)を作っておきます。
- PEラインを通す
- PEラインをその輪の中に通します。後で巻き付けるために、20〜30cmほど長めに出しておきます。
- PEラインをリーダーに巻き付ける(往路)
- リーダーの本線に対し、PEラインを10〜15回ほどクルクルと巻き付けていきます(先端に向かって巻く)。
- PEラインを折り返して巻き付ける(復路)
- 巻き終えたら、今度は今巻いたPEラインの上をなぞるように、逆方向に5〜10回ほど巻き戻します。
- PEラインを輪に戻す
- 最初の手順2で通したリーダーの輪に、PEラインの端を通します。この時、「最初に入れた方向と逆」から通すのが基本ですが、同じ方向でも強度は出ます(対称にするのが美しく強いです)。
- 締め込む(重要!)
- 結び目を水や唾液で濡らし、摩擦熱を防ぎます。
- PEの本線・端糸、リーダーの本線をゆっくりと均等に引っ張って締め込みます。リーダーの八の字結びがPEをしっかりホールドするまで形を整えます。
- ハーフヒッチで補強(仕上げ)
- PEの端糸で、リーダーの本線に対してハーフヒッチ(片結び)を数回行い、最後に余分な糸をカットして完成です。
メリットとデメリット
メリット
- 強度が安定している: 構造がシンプルなので、誰が結んでも強度のバラツキが少ない。
- ガイド抜けが良い: 結び目が細長く仕上がるため、キャスト時にロッドのガイドに当たりにくい。
- 現場で結びやすい: 風が強い日や船の上でも、FGノットより素早く結び直せます。
デメリット
- リーダー側にコブができる: リーダーを折り返したり結び目を作ったりするため、FGノット(リーダーを真っ直ぐのまま結ぶ方法)に比べると、わずかに結び目が太くなります。
きれいに結ぶためのコツ
- 濡らす: 締め込む時に乾いたままだと、PEラインが熱で劣化して強度が極端に落ちます。必ず濡らしてください。
- 巻き数を調整する: 太いラインなら巻き数を少なめに、細いライン(0.6号以下など)なら巻き数を多めにすると安定します。
- リーダーの端を短く切る: 最後のリーダーの余り(八の字結びの端)は、ガイドに引っかからないよう、できるだけ短くカットし、ライターで軽く炙って焼きコブを作ると抜け防止になります(PEを焼かないよう注意!)。
動画サイト(YouTubeなど)で「ノーネームノット」と検索すると、手の動きが分かりやすい動画がたくさん出てきますので、一度見ながら練習してみるのが一番の近道です。

