SCノットのデメリット すっぽ抜ける防止策 締まらない

SCノットのデメリットはすっぽ抜けと強度が不安定

SCノットはリーダーの太さに合わせて巻き回数を変える必要があるノットです。
巻き回数が少ないとすっぽ抜けが発生し、多いと強度低下になります。
下の表は4本編のPEでのテスト結果です。
8本編や滑るPEの場合は回数がもっと必要になる可能性があります。

PE0.8号
実強度5.8kg
巻き付け回数
20回25回30回35回40回45回
フロロ2.5号
10lb
(4.536kg)
1回目抜け抜け抜け抜け3.9kg4.2kg
2回目抜け抜け3.4kg4.1kg3.1kg
3回目抜け抜け3.7kg3.5kg
フロロ3号
12lb
(5.443kg)
1回目すっぽ抜け4.4kg4.2kg2.5kg
2回目すっぽ抜け3.2kg ぬけ4.2kg4.4kg
3回目すっぽ抜け3.1kg4.9kg3.1kg
4回目すっぽ抜け4.8kg3.6kg3.9kg
フロロ4号
16lb
(7.257kg)
1回目4.8kg5.0kg3.8kg5.4kg
2回目4.7kg5.5kg4.0kg
3回目4.9kg3.7kg4.3kg
4回目4.2kg4.9kg5.0kg
フロロ5号
20lb
(9.072kg)
1回目5.0kg5.8kg
2回目5.2kg4.5kg
3回目5.1kg4.2kg

太いリーダーで強度100%が稀に出る

太いリーダーで強度100%が10%の確率で発生しました。
細いリーダーの時に100%でもリーダーが切れるので良いのですが、太いリーダーの場合はリーダーが切れず、PEラインの弱っている部分から切れます。
遠くで根掛かりした場合に、ラインブレーカーの摩擦熱で手元で切れた場合は多くのPEラインを失う危険性があります。
その為、太いリーダーを使う場合は、あえて巻き付け回数を少なくした方が良いかもしれません。

SCノットのすっぽ抜け対策

細糸を使うとすっぽ抜けが多発するノットです。デメリットであるすっぽ抜けを防ぎ、強度を最大限に引き出すためのポイントを紹介します。

巻き付け回数を増やす

SCノットはリーダーの細さに比例して巻き付け回数を多くしないと、摩擦力が足りずに滑り出してすっぽ抜けが多発するノットです。

目安としてはリーダーがPEの号数の4倍以下がすっぽ抜けて強度低下しやすい目安になります。

例えばPE0.8号は4号では稀にすっぽ抜ける程度なので問題ありませんが、3号以下では巻き付け回数が25回よりも少ないとすっぽ抜けが多発します。2.5号では40回巻かないとすっぽ抜けました。

  • 細い場合: 30回~40回
  • 太い場合: 25回
    これを目安に、ラインの太さに合わせて調整してください。細い糸ほど多めに巻くのがコツです。

細いリーダーほど巻き付け回数が多くなるのですが、早く巻ける方法のカラビナを使用すると強度が30%低下するので、急いでいる場合はSCノットと同強度で10秒で結べる「EF10秒ノット」がおすすめです。

SCノットと同強度で10秒で結べる「EF10秒ノット」

リーダーの端を焼きコブにするか、結びコブを作る

物理的なストッパーを作る事ですっぽ抜けを防ぐ事ができます。
ただし、滑るという事は摩擦での強度が低くなっているので、コブを作っても強度は少ししか上がりません。

例えば、PEよりも強度が低いリーダーで限界強度が4.5kgの場合で滑らない場合は結束強度が約4.5kgになります。
しかし、2kgの力で滑り出して結びコブで止まった場合は約3kgの結束強度になります。
できればコブに頼らずに強度を出せる巻き回数で結ぶのが良いと思います。

コブの作り方
  • 余ったリーダーを2〜3mm残してカットし、ライターで炙って「焼きコブ(キノコ状)」を作ります。
  • 万が一ノットが滑りそうになっても、このコブがPEの編み込みに引っかかることで、完全なすっぽ抜けをかなりの確率で防げます。

ハーフヒッチの回数と交互編み

巻き付けが終わった後の仮止め、および本締めのハーフヒッチも重要です。

  • 交互に編む: 上・下・上・下と交互にハーフヒッチを繰り返します(最低5〜10回)。
  • 同じ方向にばかり編むと、ノットが回転してしまい、緩みの原因になります。

特に重要なのは「2」の締め込みです。 締め込みが甘いと、どれだけ綺麗に巻けていても実釣中に必ず抜けます。グローブやラインブレイカーを使用して、しっかり体重を乗せて締め込んでください。

ファイト中にすっぽ抜ける原因は締め込み不足

次にファイト中にすっぽ抜ける原因となるのは締め込み不足です。

  • PEラインをリーダーに食い込ませる必要があります。
  • 締め込む際、PEラインが摩擦熱で熱くならないよう唾液や水で濡らし、ゆっくりと、しかし全力で(PEの直線強度の限界手前まで)引き締めてください。
  • PE全体の色が濃く(透明っぽく)なり、リーダーにしっかり食い込んでいることを確認してください。
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