
DUELの「アーマードF」についてのインプレッションをまとめます。
インプレッション
PEラインの「飛び・強さ」と、フロロカーボン/ナイロンの「扱いやすさ・コシ」を融合させたハイブリッドラインです。感度も高く風に強く従来のPEラインとは全く異なる使用感で、特にライトゲームやエギング、バスフィッシングにおいて独自の強みを発揮します。
問題は直線強度が強いのですが、結束強度が通常の方法だと50%になる事が多いので、ノットの組み方を変えるかドラグを弱くしないと簡単に切れます。
リーダーいらない?
結論から言うと、「基本的にはリーダーがあった方が良いが、釣り種や状況次第では直結(リーダーなし)でも運用可能」です。
| アーマードF直結ノット | 結束強度 |
| パロマーノット | 62% |
| ハングマンズノット | 55% |
| クインテットノットループ | 53% |
アーマードFは、PE原糸を樹脂でコーティングしているため、通常のPEラインよりも耐摩耗性が高く、フロロカーボンに近い特性を持っています。そのため、他のPEラインに比べれば直結のハードルは低いです。
判断基準を整理します。
リーダーが「いらない」ケース(直結OK)
- ナイトゲーム(アジング・メバリング): 夜にラインが見えない暗さの中で釣りをする場合
- 管理釣り場(エリアトラウト): 障害物が少なく、ラインへのダメージが少ない環境。
- バスフィッシング(表層系やフィネス): カバー(障害物)に巻かれないような状況。
- 手返しを最優先したい時: 時合いなどでノットを組み直す時間がない場合。
直結のメリット:
- ガイド抜けが完璧になり、飛距離が安定する。
- ノットの結び目からの破断リスクがゼロになる。
- 結束の手間が省ける。
リーダーが「必要な」ケース
- 根ズレが激しい場所: テトラ、岩礁帯、カキ殻などがある場所では、いくらコーティングされていてもPEベースなので一瞬で切れます。
- 歯が鋭い、またはエラが鋭い魚: タチウオ、サゴシ、シーバスなどは、魚体に触れただけで高切れするリスクがあります。
- 衝撃吸収が必要な場合: 大物を狙う際や重いルアーを投げる際、アーマードFは伸びが非常に少ないため、合わせ切れや投げ切れを防ぐ「クッション」としてフロロリーダーが必要です。
- ラインの存在を隠したい時: 水中での透明度はフロロに劣るため、魚の警戒心を下げたい場合はリーダーが有利です。
おすすめのショックリーダー(ハリス)
私の場合は腕がある訳ではないので、強度が高くて細いショックリーダー(ハリス)や魚に見えにくいピンクフロロを使用しする事で渋い時でも釣果を増やしています。
ダイワ(DAIWA) フロロカーボン ジャストロン ピンク
明るい時間でアタリが少ない時におすすめのラインです。
特に警戒心が高い時の真鯛やチヌに効果があります。
魚に見えないピンクフロロよりは魚のアタリが少し減りますが、透明度は長く持つ気がします。
値段も安いのでおすすめです。
シーガー グランドマックスFX
通常のフロロカーボンよりも直線強度が高いので、主にナイトゲームで使用することが多いリーダーです。
フロロの3号の通常の直線強度が5.4kgですが、グランドマックスは6.3kgと高いので細くできます。
デュエル(DUEL)魚に見えないピンクフロロ 船ハリス
ジャストロンよりも魚のアタリが多いですが、透明度は長く持たないのでマメにリーダーを交換する場合におすすめです。
特に警戒心が高い時の真鯛やチヌに効果があります。
通常のよりも船ハリスがお得です。
結束強度は通常のノットだと低く切れやすい
摩擦系ノットの結束が難しく、失敗するとパロマーノットと同じ55%位になり切れやすいです。
| アーマードFとリーダーの結束ノット | 結束強度 |
| SCノット | 50%~96% |
| FGノット | 50%~87% |
| EF10秒ノット・ファイヤーノット | 56%~82% |
| クインテットノット | 43% |
| トリプルエイトノット | 26% |
| 5回エイトノット | 31% |
摩擦系のノットの場合は、テンションをかけながら巻き付ける必要があるので難しくなります。
FGノットはアシストノットなどでPEを強く編み込み、均一に締め込みが成功した場合は87%の結束強度が可能です。
失敗した場合は50%位の強度になります。
基本的にノットの結束強度は50%以下だと考えてドラグ設定する事をおすすめします。
カラビナを使ってSCノットでリーダーを接続すると簡単で強い
通常のPEラインではカラビナを使ってSCノットでリーダーを接続すると強度が30%低下するのですが、アーマードFは相性が良くカラビナでの結束強度が87%~96%と強い事が判りました。
アーマードFを直結で使う際の注意点
- 結び方に注意: 表面が滑らかなので、単純なクリンチノットだと「すっぽ抜け」しやすいです。パロマーノットなど、摩擦ではなく締め込みの強い結び方を推奨します。
- こまめにチェック: 先端数メートルは常にダメージを受けます。少しでも毛羽立ちやザラつきを感じたら、すぐに数メートルカットしてください。
- ドラグ設定: 結束強度や伸びがないため、ドラグは通常より少し緩めに設定しておくのが無難です。
「とりあえず試してみたい」のであれば、根掛かりの少ない場所でのライトゲームなら直結でも十分楽しめます。しかし、不意の大物や根ズレによるラインブレイクを最小限にしたいなら、短め(30〜50cm程度)でも良いのでフロロリーダーを付けるのが最も安全です。
メリット
- 圧倒的なコシとハリ
PEライン特有の「フニャフニャ感」がなく、モノフィラメントライン(ナイロンやフロロ)に近い感覚で扱えます。風が吹いても糸フケが出にくく、穂先への糸絡みが激減します。 - 感度の高さ
PE原糸を樹脂でコーティングして固めているため、伸びが非常に少なく、水中からの情報伝達能力が高いです。小さなアタリやボトムの質感が明確に伝わります。
エステルラインよりも感度が高くなっています。 - 飛距離と操作性
表面が非常に滑らかで、ガイド抜けが良いです。飛距離は10%位伸びました。また、比重が1.0前後(通常のPEは0.97前後)とわずかに重いため、水馴染みが良く、ルアーを浮き上がらせにくいメリットがあります。 - ライントラブルの少なさ
適度なハリがあるため、スプールへの馴染みが良く、バックラッシュやぴょん吉(スプール内での糸のたるみ)が発生しにくいです。
デメリット
- コーティングの剥離
使い込むと表面の樹脂コーティングが剥がれ、白っぽく毛羽立ってきます。 - 結束のシビアさ
摩擦系とは相性が悪くパロマーノットの直結とFGノットが同じ結束強度の55%でした。
そのため、リーダー無しのパロマーノット直結で使うか3.5ノットなどでリーダーで結束するのが良いと思いました。 - 瞬間的な衝撃への弱さ
結束強度が弱く伸びがほとんどないため、至近距離での急な突っ込みや、合わせ切れには注意が必要です。ドラグ設定をやや甘めにするのがコツです。
おすすめの用途
エステルよりも感度が高いのでPE0.06号~0.3号がおすすめ。
PE0.6号以上は直結で使うシーンがおすすめです。
- ライトゲーム(アジング・メバリング)
0.1号〜0.4号といった極細号数でもハリがあるため、初心者でも扱いやすく、夜間でもトラブルを最小限に抑えられます。
ラインメンディングがしやすく、風に煽られにくいため、エギの操作性が向上します。 - ベイトフィネス
PEラインをベイトリールで使う際の最大の敵である「スプールへの食い込み」が、ラインの硬さによって軽減されます。
選び方の目安
- アーマードF: コストパフォーマンス重視。こまめに巻き替える人向け。
- アーマードF+ Pro: 耐久性と強度を求めるならこちら。原糸に高強度PE(ウルトラPE)を採用しており、コーティングの持ちも向上しています。
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