エダスの簡単で強度が高い結び方(胴付き仕掛け・サビキ)
釣りの胴付き仕掛けやサビキ仕掛けを自作する場合の、エダス(枝針)の強度が高く実戦的な結び方「漁師結び」などの手順を解説します。
ちなみに通常の針の結びの結束強度は60%程度なので、それ位の強度があれば問題がないと思います。
1. エダス結び 結束強度75%
胴付き仕掛けやサビキの仕掛けを自作する際、最も一般的で強度の高い方法です。道糸に「チチワ(輪)」を作り、そこにチチワのハリスを連結します。
8の字チチワの接続の場合は75%・5回のエイトノットの場合は92%の結束強度になります。
エダス結び方
- 本線で輪を作る:エダスを出したい位置で、道糸を二重にして大きめの輪を作ります。
- ひねる:輪の根元を指でつまみ、輪全体を5〜7回ほどねじります。
- 輪を通す:ねじった部分のちょうど真ん中に隙間ができるので、そこに輪の先端をくぐらせます。
- 締め込む:輪が抜けないように指や口で保持しながら、両端の本線をゆっくり左右に引いて締め込みます。
- 完成:本線から垂直に輪が立ち上がります。ここにハリスを接続します。
2. エダス漁師結び 結束強度55%~70%
簡単ですが強度が安定しない為、結束強度は55%と考えた方が良いと思います。
青物など大物最強強度のサビキのエダス結び方 胴付き仕掛けなど
大物の青物などを狙う際、エダスの結び目には非常に強い負荷がかかります。結び目が弱いとそこから破断したり、ハリスが幹糸に巻き付いてトラブルの原因になります。
強度とトラブル防止を両立した、青物などの大物向けの最強結び方を紹介します。
1. 三方編み込み 結束強度90%
幹糸に直接エダスを編み込む方法です。結び目がコブにならず、エダスが幹糸に対して「T字」に立ち上がるため、エダスの絡み防止になり強度が非常に高いのが特徴です。
ただし結ぶのは簡単ではなく時間がかかります。
- メリット: 直線強度が落ちにくく、大型魚の強烈な引きに耐えられる。
2. 親子サルカン(三又サルカン)を使用した連結
「結び」ではありませんが、確実に大物を獲るための最も信頼できる方法です。金属パーツを介するため、結束強度の低下を最小限に抑えられます。
- 手順:
- 幹糸を上下に分け、それぞれを親子サルカンの「親(上下)」に結ぶ(ユニノットやパロマーノットなど)。
- エダスをサルカンの「子(横)」に結ぶ。
- メリット:
- 結び目による強度低下が少ない。
- サルカンが回転するため、サバが激しく暴れてもハリスがヨレない。
- 幹糸とハリスの号数を極端に変えても問題ない。
大物狙いの注意点
- ハリスの太さ:
- 40cmクラスのサバや不意の青物を狙うなら、ハリスは最低でも3号〜4号、船釣りなら5号以上を推奨します。
- 捨て糸の概念:
- 幹糸(ミキイト)は、ハリス(エダス)よりも必ず1段以上太い号数を使用してください。例:ハリス4号なら幹糸は6号。
- 締め込み時の注意:
- どの結び方も、締め込む際に摩擦熱でラインが傷むと強度が激減します。必ず水や唾液で湿らせてから、ゆっくりと締め込んでください。
- 定期的なチェック:
- サバは取り込み時に激しく暴れます。一度大きな魚を釣った後は、結び目付近に傷(ザラつき)がないか指で触って確認し、怪しい場合はすぐに結び直してください。
きれいに結ぶためのコツ
- 摩擦熱を防ぐ:ラインを締め込むときは、必ず水や唾液で結び目を濡らしてください。乾いたまま締めると摩擦熱で強度が著しく低下します。
- ゆっくり締める:一気に強く引くとラインが縮れてしまいます。形を整えながらじわじわと締め込むのがコツです。
- エダスの向き:結び終わったあと、エダスが下(オモリ側)を向くようにクセをつけると、仕掛けが絡みにくくなります。
エダスにおすすめのライン
サバは動くものに敏感ですが、活性が低い時やスレている状況では、ラインの存在が釣果を左右します。「魚に見えない」とされるラインには、科学的根拠に基づいたいくつかの選択肢があります。
1. 科学的根拠に基づいた「ピンク系フロロカーボン」
現在、最も「魚に見えない」として注目されているのが、特定の波長の光をカットするピンク色のラインです。
- DUEL(デュエル)「魚に見えないライン」
- 特徴: 魚が感知する特定の波長をカットする「特許技術」を採用。ピンク色は水中に入ると最初に吸収されて見えなくなる色(黒っぽくなるのではなく、背景に溶け込む)であるため、魚の警戒心を解きます。
- エダスへのメリット: 枝出し部分は魚の目の前に来るため、このステルス性能が非常に有利に働きます。
2. 定番の「フロロカーボン」(ステルスカラー)
フロロカーボンはもともと水と屈折率が近く、ナイロンよりも魚に見えにくい素材ですが、さらに色を付けたモデルが有効です。
- ダイワ「ディーフロン 船ハリス 真鯛」(ピンク系)
- 特徴: 柔軟性があり、エダスが自然に漂います。ピンク系のカラーは、深場でも魚に違和感を与えにくいとされています。
- サンライン「トルネード松田スペシャル ブラックストリーム」
- 特徴: 独自のプラズマ処理により、ライン表面に特殊な「黒潮色(ブラウニッシュブルー)」を施しています。海水の透過色に同化し、乱反射を抑えるため、魚に見破られにくい最高峰のハリスです。
3. 高透明度・細号数ハリス
「色」ではなく「光の反射」と「細さ」で存在を消すアプローチです。
- シーガー「グランドマックス / グランドマックスFX」
- 特徴: フロロカーボンハリスの代名詞。強度が極めて高いため、ワンランク細い号数を使えるのが最大のメリットです。「見えない」ことよりも「細くして気づかせない」という戦略に最適です。
- エダスへのメリット: 4号の強度を保ちつつ3号並みの細さで使えるため、サバの食い込みが劇的に良くなります。
「魚に見えない」ラインを選ぶ・使うコツ
- 屈折率を意識する
- エダスには必ず「フロロカーボン」を選んでください。ナイロンは水との屈折率の差が大きく、水中できらめいて(光って)見えてしまうため、サバに警戒されます。
- 号数を下げるのが最強のステルス
- どんなに特殊な色を使っても、太いラインは水の振動(水押し)で魚に気づかれます。強度の高いラインを選び、可能な限り「細くする」ことが、結果として一番魚に見えなくなります。
- 吸水・傷を避ける
- ラインが傷ついたり、古くなって白濁(はくだく)したりすると、一気に魚から見えやすくなります。サバを数匹釣ったらエダスに傷がないか確認し、透明感がなくなっていたらすぐに交換してください。
- 「ケイムラ」の有無
- 「見えない」のとは逆ですが、深場や濁り潮では、あえて紫外線を反射して発光する「ケイムラ(蛍光紫)」配合のラインをエダスに使うと、サバへのアピール力が増し、釣果が上がることがあります。
結論としてのおすすめ:
確実に魚の視界から消したいのであれば、DUELの「魚に見えないライン(フロロカーボン)」、あるいはワンランク細い号数を選択できるシーガー「グランドマックスFX」がエダスには最適です。
8の字エダス結びは強度が低いのでおすすめしません

エダスの8の字の結び方はアジやキスなどのサビキ仕掛けに多い簡単な結び方ですが、ハリスが上を向くように接続すると逆に引っ張られるため、強度が35%程度と低くなりおすすめできません。
8の字エダス結び方
- 二重にする:道糸のエダスを出したい箇所を二重に折り返します。
- 8の字を作る:二重にしたまま指にかけ、1回転ひねってから、先端の輪を中に入れます(数字の「8」の形になるように)。
- 締め込む:結び目を濡らしてから、ゆっくりと締め込みます。