
DUELの「アーマードF」シリーズ(特に汎用モデルのFや上位モデルのF+ Pro)についてのインプレッションをまとめます。
インプレッション
PEラインの「飛び・強さ」と、フロロカーボン/ナイロンの「扱いやすさ・コシ」を融合させたハイブリッドラインです。風に強く従来のPEラインとは全く異なる使用感で、特にライトゲームやエギング、バスフィッシングにおいて独自の強みを発揮します。
結束強度低く切れやすい
摩擦系ノットの結束が難しく、失敗するとパロマーノットと同じ55%位になり切れやすいです。
SCノット結束強度50%
クインテットノット結束強度43%
トリプルエイトノット結束強度26%
5回エイトノット結束強度31%
FGノットはアシストノットなどでPEを強く編み込み、均一に締め込みが成功した場合は80%の結束強度が可能です。
基本的にノットの結束強度は50%以下だと考えてドラグ設定する事をおすすめします。
リーダーいらない?
結論から言うと、「基本的にはリーダーがあった方が良いが、釣り種や状況次第では直結(リーダーなし)でも運用可能」です。
アーマードFは、PE原糸を樹脂でコーティングしているため、通常のPEラインよりも耐摩耗性が高く、フロロカーボンに近い特性を持っています。そのため、他のPEラインに比べれば直結のハードルは低いです。
また、リーダーと接続しても結束強度がほとんど変わらないので、直結でも問題ないと思いました。
判断基準を整理します。
リーダーが「いらない」ケース(直結OK)
- ナイトゲーム(アジング・メバリング): 夜にラインが見えない暗さの中で釣りをする場合
- 管理釣り場(エリアトラウト): 障害物が少なく、ラインへのダメージが少ない環境。
- バスフィッシング(表層系やフィネス): カバー(障害物)に巻かれないような状況。
- 手返しを最優先したい時: 時合いなどでノットを組み直す時間がない場合。
直結のメリット:
- ガイド抜けが完璧になり、飛距離が安定する。
- ノットの結び目からの破断リスクがゼロになる。
- 結束の手間が省ける。
リーダーが「必要な」ケース
- 根ズレが激しい場所: テトラ、岩礁帯、カキ殻などがある場所では、いくらコーティングされていてもPEベースなので一瞬で切れます。
- 歯が鋭い、またはエラが鋭い魚: タチウオ、サゴシ、シーバスなどは、魚体に触れただけで高切れするリスクがあります。
- 衝撃吸収が必要な場合: 大物を狙う際や重いルアーを投げる際、アーマードFは伸びが非常に少ないため、合わせ切れや投げ切れを防ぐ「クッション」としてフロロリーダーが必要です。
- ラインの存在を隠したい時: 水中での透明度はフロロに劣るため、魚の警戒心を下げたい場合はリーダーが有利です。
アーマードFを直結で使う際の注意点
- 結び方に注意: 表面が滑らかなので、単純なクリンチノットだと「すっぽ抜け」しやすいです。パロマーノットなど、摩擦ではなく締め込みの強い結び方を推奨します。
- こまめにチェック: 先端数メートルは常にダメージを受けます。少しでも毛羽立ちやザラつきを感じたら、すぐに数メートルカットしてください。
- ドラグ設定: 結束強度や伸びがないため、ドラグは通常より少し緩めに設定しておくのが無難です。
「とりあえず試してみたい」のであれば、根掛かりの少ない場所でのライトゲームなら直結でも十分楽しめます。しかし、不意の大物や根ズレによるラインブレイクを最小限にしたいなら、短め(30〜50cm程度)でも良いのでフロロリーダーを付けるのが最も安全です。
メリット
- 圧倒的なコシとハリ
PEライン特有の「フニャフニャ感」がなく、モノフィラメントライン(ナイロンやフロロ)に近い感覚で扱えます。風が吹いても糸フケが出にくく、穂先への糸絡みが激減します。 - 感度の高さ
PE原糸を樹脂でコーティングして固めているため、伸びが非常に少なく、水中からの情報伝達能力が高いです。小さなアタリやボトムの質感が明確に伝わります。
エステルラインよりも感度が高くなっています。 - 飛距離と操作性
表面が非常に滑らかで、ガイド抜けが良いです。また、比重が1.0前後(通常のPEは0.97前後)とわずかに重いため、水馴染みが良く、ルアーを浮き上がらせにくいメリットがあります。 - ライントラブルの少なさ
適度なハリがあるため、スプールへの馴染みが良く、バックラッシュやぴょん吉(スプール内での糸のたるみ)が発生しにくいです。
デメリット
- コーティングの剥離
使い込むと表面の樹脂コーティングが剥がれ、白っぽく毛羽立ってきます。 - 結束のシビアさ
摩擦系とは相性が悪くパロマーノットの直結とFGノットが同じ結束強度の55%でした。
そのため、リーダー無しのパロマーノット直結で使うか3.5ノットなどでリーダーで結束するのが良いと思いました。 - 瞬間的な衝撃への弱さ
結束強度が弱く伸びがほとんどないため、至近距離での急な突っ込みや、合わせ切れには注意が必要です。ドラグ設定をやや甘めにするのがコツです。
おすすめの用途
エステルよりも感度が高いのでPE0.06号~0.3号がおすすめ。
PE0.6号以上は直結で使うシーンがおすすめです。
- ライトゲーム(アジング・メバリング)
0.1号〜0.4号といった極細号数でもハリがあるため、初心者でも扱いやすく、夜間でもトラブルを最小限に抑えられます。
ラインメンディングがしやすく、風に煽られにくいため、エギの操作性が向上します。 - ベイトフィネス
PEラインをベイトリールで使う際の最大の敵である「スプールへの食い込み」が、ラインの硬さによって軽減されます。
選び方の目安
- アーマードF: コストパフォーマンス重視。こまめに巻き替える人向け。
- アーマードF+ Pro: 耐久性と強度を求めるならこちら。原糸に高強度PE(ウルトラPE)を採用しており、コーティングの持ちも向上しています。

