ユカタン・ノット(Yucatan Knot)は、主に釣りにおいて、PEライン(道糸)とリーダー(ハリス)を連結する際に使われる、非常に強力で信頼性の高いノットです。
特に、ルアーフィッシングやオフショア(船)での大物狙いでよく使われます。
ユカタン・ノットの特徴
- 強度が非常に高い: 正しく結べば、結束強度が100%に近くなるほど強力です。
- 結び目がコンパクト: ガイドの通りが良く、キャスト時のトラブルが少ないです。
- 比較的覚えやすい: FGノットなどの複雑なノットに比べると、手順がシンプルで習得しやすいのがメリットです。
- 摩擦系ノットの一種: リーダーにラインを巻き付けて締め込む構造のため、滑りにくく抜けにくいです。
ユカタン・ノットの結び方(手順)
基本的には「ダブルライン(PEラインを二重にした状態)」に対してリーダーを巻き付けていきます。
- PEラインにループを作る:
PEラインの先端を二重にし(ビミニツイストやダブルラインなど)、ループを作ります。 - リーダーを差し込む:
PEラインで作ったループの中に、リーダーの先端を差し込みます。 - リーダーを巻き付ける:
ループになったPEラインに対して、リーダーを5回〜8回ほど巻き付けていきます。 - リーダーを戻す:
巻き終わったら、リーダーの先端を最初に入れたループの穴に、逆方向から戻します。 - 締め込む: ラインを水や唾液で湿らせ(摩擦熱を防ぐため)、PEラインの本線・端糸、リーダーの本線・端糸をゆっくりと均等に締め込んでいきます。
- ※この時、巻き付いた部分が綺麗に整列するように締めるのがコツです。
使う時のコツと注意点
- 太いリーダーに向いている:
ユカタン・ノットは、リーダーが比較的太い場合(ショックリーダーなど)に特にその真価を発揮します。 - 締め込みが命:
摩擦系ノット全般に言えることですが、締め込みが甘いとすっぽ抜ける原因になります。最後に強い力でグーッと引き込み、色が少し変わる(透明感が出る)くらいまで締めるのが理想です。 - PEラインの二重化:
PEラインを二重にせずにシングルラインで結ぶ方法もありますが、本来の強度を出すためにはダブルライン(ビミニツイスト等で作ったもの)に対して結ぶのが正統派のユカタン・ノットです。
似たノットとの違い
- オルブライト・ノット: ユカタン・ノットと形が似ていますが、巻き付ける糸が逆(リーダーを折り返してPEを巻き付ける)です。ユカタン・ノットの方が、リーダーがPEに食い込む構造のため、強度がより安定すると言われています。
現場ですぐに結べるようになると、非常に心強い味方になるノットです。

