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3.5ノット 強度 結び方 PE

アジングやメバリングなどのライトゲームを中心に、素早く組めて強度が非常に高いことで知られる、実戦的な結び方です。特にエステルラインとショックリーダーを接続する際によく使われます。
摩擦がほとんど無いのでPEラインの接続には弱くおすすめできません。

この「3.5ノット」の作り方と特徴、注意点を解説します。


「3.5ノット」とは?

プロアングラーが広めたことで有名な結び方で、正式には「サージェンスノット」の進化系のような形です。

  • 名前の由来: 輪の中にラインを3回と道糸だけを1回多く(3.5回)くぐらせることからそう呼ばれています。
  • 用途: 主に細いエステルラインとフロロカーボンリーダーを繋ぐ際に多用されます。

3.5ノットの強度

3.5ノットのエステルラインの結束強度

3.5ノットはエステルラインとリーダーの結束強度は90%~95%と高いですが、トリプルサ―ジェンスノットやエイトノットでも90%以上の結束強度がありました。

3.5ノットのPEラインの結束強度

PEラインとの結束の場合は34%~50%の結束強度でした。
似ているトリプルサージェンスノットやトリプルエイトノットよりはすっぽ抜けがやや改善されて強度が若干高くなりました。

PEとの結束は3.5ノットはおすすめできない

PEラインとリーダーの結束で、5回サージェンスノット(クインテットノット)の結束強度は48%~59%、トリプルエイトノットの結束強度は10%~59%、5回エイトノットの結束強度は40%~64%となりました。

5回でも強度がそれほど上がらないので、PEとの結束は違う結び方をした方が良いと思いました。

PEラインとの結束はEF10秒ノットがおすすめ

PEラインとの結束の場合は、簡単で高強度のEF10秒ノットが強度70%~95%なのでおすすめです。
FGノットよりガイド抜けは悪いですが、一番早く結べるのに高強度なので、リーダー交換が多いライトゲームにピッタリだと思います。

3.5ノットの結び方(手順)

  1. ラインを重ねる: ラインとリーダーを15〜20cmほど並べて重ねます。
  2. 輪を作る: 重ねた2本の糸を一緒に指にかけ、大きな輪を作ります。
  3. 3.5回くぐらせる: その輪の中に、ラインの端とリーダーの端(2本まとめて)を3回通します。 その後、さらに道糸だけを1回多く通します(合計3.5回分) ※実際には「4回通す」感覚に近いですが、最後に締め込む際の糸の入り方で3.5回と表現されます。
  4. 締め込む: ここが最重要です。 結び目を水や唾液でしっかり濡らし、4本の端糸をゆっくり均等に引いて締め込みます。
  5. 仕上げ: 余分な端糸をカットして完成です。

3.5ノットのメリット

  1. 圧倒的な速さ: 慣れれば10秒〜20秒で結べます。FGノットが組みにくい強風時や、時合(地合い)で一刻も早く投げたい時に最強の武器になります。
  2. 細糸での強度が高い: PE0.3号などの極細ラインでも、結束強度が安定します。摩擦系ノットに近い構造になるため、細糸でも滑り抜けにくいです。
  3. 器具が不要: ノットアシストなどの道具を使わず、指だけで完結します。

3.5ノットのデメリットと注意点

  1. 太いラインには不向き: ラインが太くなると、結び目が巨大になり、キャスト時にガイドに当たってトラブルの原因になります。
  2. 締め込みの熱に弱い: 3.5回も巻き付けているため、乾燥した状態で一気に締め込むと、摩擦熱でラインがチリチリになり、強度が激減します。必ず濡らすことが絶対条件です。

似た結び方との違い

  • トリプルエイトノット(3回通し): 3.5ノットよりさらに簡単ですが、PEラインだと滑って抜けるリスクがわずかに高まります。

結論として: アジングなどのライトゲームや、船上で急いでリーダーを付け直したい時には、3.5ノットは現場で最も重宝する結び方の一つです。

3.5ノットにおすすめのリーダー

ライトゲームで3.5ノットを利用する事が多いので、細いリーダーやステルス性能を持つリーダーがおすすめです。

ダイワ(DAIWA) フロロカーボン ジャストロン ピンク

明るい時間でアタリが少ない時におすすめのラインです。
特に警戒心が高い時のアジ・メバル・真鯛やチヌに効果があります。
魚に見えないピンクフロロよりは魚のアタリが少し減りますが、透明度は長く持つ気がします。
値段も安いのでおすすめです。

シーガー グランドマックスFX

通常のフロロカーボンよりも直線強度が高いので、主にナイトゲームで使用することが多いリーダーです。
フロロの3号の通常の直線強度が5.4kgですが、グランドマックスは6.3kgと高いので細くできます。

デュエル(DUEL)魚に見えないピンクフロロ

ジャストロンよりも魚のアタリが多いですが、透明度は長く持たないのでマメにリーダーを交換する場合におすすめです。
特に警戒心が高い時に効果があります。
2号以上の場合は船ハリスがお得です。

3.5ノットのPEラインの結束強度34%~50%のドラグ設定

PEラインの結束強度が、そのPEライン自体の直線強度に対して34%~50%に基づき、ドラグ設定の考え方と計算方法をご説明します。

ドラグ設定の基本的な考え方

ドラグ設定の基本は、「使用するラインシステムの中で最も弱い部分(通常は結束部)の、破断強度の1/3~1/2程度に設定する」ことです。

この設定にすることで、魚とのファイト中にラインが破断するリスクを抑えつつ、魚に主導権を与えすぎずに効率よくやり取りを進めることができます。

ドラグ設定のための計算方法

ドラグ設定の具体的な数値(kg)を算出するためには、以下の情報が必要です。

  1. ご使用のPEラインの直線強度 (kg または lb):
    • これは、PEラインのパッケージやメーカーのウェブサイトに記載されている「号数とポンド(lb)/キログラム(kg)表示」のことです。例:PE1号-20lb、PE3号-50lbなど。
    • この情報がないと、具体的なドラグ値を計算できません。 まずはお使いのPEラインの直線強度をご確認ください。
  2. 計算式:
    • まず、結束部の破断強度を算出します。
      • 結束部の破断強度 = PEラインの直線強度 × 結束強度比率(%を小数に変換)
    • 次に、算出した結束部の破断強度からドラグ設定値を算出します。
      • ドラグ設定(低め:破断強度の1/3) = 結束部の破断強度 ÷ 3
      • ドラグ設定(高め:破断強度の1/2) = 結束部の破断強度 ÷ 2

例(仮のPEライン直線強度で計算)

仮に、PEラインの直線強度が20kg (約44lb) であったと仮定して計算してみます。

  1. 結束強度が34%の場合:
    • 結束部の破断強度: 20kg × 0.34 = 6.8kg
    • ドラグ設定(1/3):6.8kg ÷ 3 = 約2.3kg
    • ドラグ設定(1/2):6.8kg ÷ 2 = 約3.4kg

この例の場合、PEラインの直線強度が20kgであれば、ドラグ設定は約2.3kgで調整するのが目安となります。

ドラグ設定に関するその他の注意点

  • ノットの組み方: 結束強度は、ノットの種類(FGノット、PRノット、SFノットなど)だけでなく、その組み方の熟練度によって大きく変動します。ご自身の組んだノットが実際にどの程度の強度を持っているかを把握することが重要です。
  • ドラグチェッカーの活用: ドラグ設定は、感覚ではなくドラグチェッカーを使って正確に計測し、設定することをおすすめします。
  • ロッドの硬さ: ドラグ設定は、使用するロッドの特性(硬さや曲がり方)も考慮に入れる必要があります。ロッドが受け止められる限界以上のドラグをかけると、ラインブレイクの前にロッドが破損する可能性もあります。
  • 対象魚と釣り場: 狙う魚種やその大きさ、釣り場の状況(根が多い、ストラクチャーが多いなど)によっても、ドラグ設定は柔軟に微調整する必要があります。大型魚を狙う場合や、強引なやり取りが必要な場所では、やや高めに設定することもありますが、その分ラインブレイクのリスクも高まります。
  • 実釣での微調整: 上記の計算はあくまで目安です。実際に釣り場でルアーをキャストしたり、魚がヒットしたりした際に、スムーズにラインが出るか、無理なくやり取りできるかを確認しながら、ドラグノブで調整してください。

まずはご使用のPEラインの直線強度をご確認いただき、上記の計算式にあてはめてみてください。

PEラインとショックリーダーを結ぶ
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