今回は太い道糸とハリスの結び方(太いリーダーと細いリーダー)の強度検証で、フロロリーダー3号ーフロロリーダー1号のテストをしてみました。
道糸とハリスの結び方(太いリーダーと細いリーダー)の強度
ダブル4回エイトノット 結束強度90%~100%
トリプルエイトノットは結束強度が66%ですが、細いリーダー(ハリス)を折りたたんで2重にして太い道糸(太いリーダー)の太さに近づけてから、4回エイトノットをすると結束強度90%~100%になりました。
EF10秒ノット 結束強度90%
「EF10秒ノット」の5回巻き付けた場合は83%
10回巻き付けた場合は90%の結束強度でした。
15回巻き付けると70%に下がるので、10回の巻き付けがおすすめです。
サージェンスノット 結束強度83%
輪に4回通すサージェンスノットで道糸とハリスの結束強度は83%になりました。3回は77%でした。5回の場合は72%でした。
ブラットノット 結束強度77%
ブラットノットの道糸とハリスの結束強度は電車結びよりもやや高い77%になりました。
電車結び 結束強度72%
道糸とハリスを結ぶ定番のノットですが、強度は72%とやや低い数字になりました。
エイトノット 結束強度72%
簡単なエイトノットですが、意外にも電車結びと同じ結束強度でした。
強度が高いが時間がかかる結び方
オルブライトノット 結束強度100%
ビミニツイストでダブルラインを作ってからオルブライトノットで接続する結び方です。
成功すると強度は100%ですが、慣れるまでに時間がかかります。
ダブルラインにしないでオルブライトノットをした場合は77%の強度になりました。
道糸とハリスの結び方(太いリーダーと細いリーダー)のラインは魚に見えないラインがおすすめ
太いリーダーと細いリーダーの結び方
太さの異なるライン同士を連結する場合、結束強度が落ちやすく、結び目が大きくなりがちです。以下のノットが推奨されます。
1. オーブライトノット (Orbright Knot)
太いラインを折り返して輪を作り、そこに細いラインを巻き付ける方法です。太さの差がある場合に非常に抜けにくく、安定した強度を発揮します。
- 特徴: 結び目がコンパクトに収まり、ガイド抜けが良い。
- 用途: 太いリーダーの先に、さらに細いリーダー(先糸)を足す場合など。
2. 電車結び (Double Uni Knot)
両方のラインに単独の結び目(ユニノット)を作り、引き寄せて固定する方法です。
- 特徴: 習得が容易で、現場でも素早く結べる。
- 注意点: 太さがあまりに違いすぎると、細いラインが太いラインの結び目をすり抜ける可能性があるため、細い方の巻き数を増やす(5〜7回)などの調整が必要です。
3. FGノット (FG Knot)
PEラインとリーダーの結束で一般的ですが、太いナイロン/フロロと細いPE、あるいは極端に太さの違うリーダー同士の結束にも応用されます。
- 特徴: 摩擦系ノットの中で最強クラスの強度。
- 用途: 大物狙いで結束強度を最優先したい場合。
魚に見えないラインの選択
「魚から見えにくい」という特性を重視する場合、以下のライン選択が推奨されます。
1. フロロカーボンライン (Fluorocarbon)
- 理由: 水の屈折率(約1.33)に非常に近い屈折率(約1.42)を持っているため、水中で光が透過しやすく、魚に警戒心を与えにくい。
- 特性: 高比重で沈みが良く、根ズレにも強いため、ハリスやリーダーに最適。
2. プレミアムピンク系ライン
- 理由: ピンク色は水中において、光の波長の特性上、最も早く色を失い(吸収され)、魚から認識しにくいグレーに近い色に変化するとされています。
- 製品例:
サンライン(SUNLINE)の「トルネード Vハード」やダイワ(DAIWA)のピンク系フロロカーボンなど。
3. 消失色(ステルスカラー)
- 理由: 特定のメーカー(
サンラインの「ブラックストリーム」など)が採用している、海中の光の乱反射を抑える特殊な染色技術を用いたライン。 - 特性: 潮の色に馴染みやすく、警戒心の強いスレた魚に有効。
運用のアドバイス
太いリーダー(メインリーダー)にフロロカーボンを使用し、さらに食わせを重視して先端の細いリーダー(ハリス)に「ステルスピンク」や「ハリス専用の細径フロロ」を連結することで、強度とステルス性を両立できます。




